私は山や手つかずの茂み、湖や川、海岸や海 などが格別好きです。自然の恩恵、平和や静寂と一体化していく感覚はとても心地よいものです。また 大きな飛行機に乗って、いろいろな所に行き、異なる文化や歴史、特に古代の翡翠彫刻やその彫刻にかかわった人々を探検して周ることも大好きです。 翡翠彫刻を始めたのは1978年の12月で、私のアート担当の先生が学校の休暇中に翡翠彫刻家として働いてはどうか?との提案がきっかけでした。その後West Coast Jade Ltd(ウエストコースト翡翠会社)に勤務が決まりました。もし私がこの仕事が好きでなければ、いつでも学校に戻り勉強して卒業することができたでしょう。しかしながら、私はこの翡翠彫刻という仕事に魅せられてしまい、結果として学校を中退し、その会社に勤務し続けたのです。



その後残念なことにその会社が1984年になくなり、その後牧羊場、酪農場、採石場、家具の店員保険の営業。とありとあらゆる職業についてみましたがやはり翡翠彫刻家として働くことが自分にとって一番という事を実感し、 1987年に自分のギャレージの一部をスタジオとして彫刻を始めました。 その時はまだ、日中は仕事をしていたので、空いた時間に彫刻するというような形でしたが、1994年に Hokitika Co-operative Craft Galleryホキティカ 美術品展示共同組合に加入し、このころより、翡翠彫刻家として一日を通して働き、またニュージーランドのあちこちで作品を売るようになりました。1996年に、バックパッカーの宿に翡翠加工体験を併設して旅行者に ヒスイの加工体験をさせてあげるという新しい形の事業を考え、活動分野を広げました。2002年にウエブサイトを作り、インターネットを利用して世界中に自分の作品を販売するようになりました。